食品メーカーの商品開発は、家庭用製品の場合、年2回の棚替えを目指し行われており、開発期間は半年から1年(技術開発期間を除く)です。業務用製品は、先方の要望もあり季節性はありませんが、家庭用に比べ開発期間は短いです。
商品開発は、以下の流れで進めていきます。

上記の開発プロセスを経る中で、様々な部署が関わります。品質保証や開発はもちろん、資材/購買/調達部門、企画部門などが連携しながら、開発プロセスを進めていきます。開発プロセスを遅滞なく進めるためには、各部署が持っている大量の情報を、素早く正確に連携、共有する必要があります。共有サーバーを作って、各部署が情報をアップロードする、といった方法での情報連携をされている企業がほとんどだと思います。ただ、それだけでは適切に情報の共有、管理がされているとは言えません。担当者がアップロードを忘れてしまったら・・・、保管先を間違えてしまったら・・・、命名規則はどうする、他にも多くの課題が考えられます。
結局、品質保証/管理部門が商品に関わる情報を各部署からヒアリングして、取りまとめている企業も多いと伺います。共有サーバーでの情報の管理では必ずしも十分とは言えないのではないでしょうか。