【コラム企画第2弾】
導入後が本番!
MerQuriusを“使いこなす”ための運用ポイントとは?

2024年に配信した「食の安心・安全コラム」では、MerQuriusを導入する前の品質保証業務のあるべき姿について、大手食品メーカーの品質保証責任者様をアドバイザーとしてお迎えし、全9回にわたりご紹介しました。今回のコラムでは、MerQuriusを導入した後に、どのように運用すれば業務効率の向上につながるのかについて取り上げております。「導入したものの具体的な運用・活用方法が分からない」「他社の運用事例を知りたい」といったお声にお応えし、運用のポイントや工夫について、アドバイザーの視点から分かりやすく解説いただきました。

 

第4回:「他システム連携②」編

掲載日:2026年1月27日

ここがポイント

  • MerQuriusの価値は「つながる」ことで倍増する
  • 「商品開発の過程」そのものをナレッジとして残す発想

ナレッジの蓄積と活用のための連携

JFEシステムズ(以下、JFE):第3回目のコラムでは、MerQuriusと他システム連携の基幹システムとの連携についてお話を伺いました。今回は、ナレッジの蓄積・活用を目的とした連携についてお聞かせいただけますでしょうか? 

アドバイザー

それでは、ナレッジの活用・蓄積を目的とした連携についてご説明させていただきます。

MerQuriusで商品情報を登録し、パッケージに記載する原材料名作成などを進めていくと、そこには自然と会社のナレッジが蓄積されていきます。商品の品質情報(原料構成、アレルギー、添加物、遺伝子組み換え、栄養成分)だけでなく、商品コンセプト、商品特徴、パッケージに記載している注意文言とその背景情報、生産工場、発売日、など、幅広い情報が含まれます。

こうしたナレッジが集まると、それらを閲覧・活用したい部署が現れ、他の情報と連携して、さらに活用の幅を広げたいとニーズが生まれます。MerQuriusの強みは、商品と原料、配合を連携して品質情報を管理できる点にありますが、企業は商品を中心に多くの取り組みを行っており、システム連携することで表示作成以外にも活用の幅が広がります。

その中でも、MerQuriusと親和性が高いと考えられる仕組みをいくつかご紹介します。

メリットの一例

各システムの連携について


・お客様情報システムとの連携
お客様からのお問い合わせやクレームを管理しているシステムと連携することで、開発部門、調達部門、生産部門など、多くの部署で「商品ごとに、どんなお問い合わせが寄せられているか」をMerQurius内で共有できます。(履歴管理も可能です)
企画開発部門では、新製品に対するお客様の反応、特に予期せぬクレームが発生していないのか?など、常に注視しています。また、クレームの原因調査をMerQuriusのワークフローで行うことで、商品ごとに「過去にどのようなクレームが発生し、どのように対応をしたのか?」をナレッジとして蓄積されます。


・商品情報公開システムとの連携
ホームページ上で商品情報を公開している企業は多く、その多くが外部からアクセス可能なクラウドサーバーなど、社外環境にシステムを構築していると考えられます。この社外システムとMerQuriusの商品情報を連携させることで、ホームページに掲載する商品情報の入力ミスを防止できます。
また、アレルギー、原料原産地、栄養成分といったお客様の関心が高い情報を正しくホームページ側に渡すことが可能となります。


・営業系システムとの連携
営業部門がお得意様に新製品をご案内する際には、価格などの営業情報に加えて、商品の特徴や原料情報が必ず必要になります。お得意様に新製品の情報をご案内すると、
「味はおいしいけど作り方が難しい」
「商品の良さをお客様に伝えることが難しい」
といった反応が返ってくることがあります。
この反応を営業部門だけでなく、製品開発部門とも共有することで、次の開発や改善につながる重要な知見となります。

製品開発システムへの組み込み


他システム連携ではありませんが、製品開発に必要な仕組みを商品とは異なるビューで管理し、MerQurius内で商品と連携して活用することでナレッジを蓄積することが可能です。
製品開発には、調査、企画、設計、原料選定、試作、生産、品質保証(賞味期限など設計品質の担保)など、様々な業務があり、その過程で多くの資料が作成されています。それらの知見を体系的にナレッジとして残すことに苦労している企業も多いのではないでしょうか。


・品質アセスメントに活用
製品開発を進める中で、原料、設計、生産に関わる品質アセスメントを行い、間違いのない製品を発売できるよう管理しています。この業務は、原材料表示の作成に必ずしも必要ではありませんが、パッケージ表示と密接に係ります。
通常、製品は1つではなく、群で開発することが多いため、開発テーマというビューを作成し、商品と紐づけることで、商品開発に関わるアセスメント結果をナレッジとして蓄積することが可能となります。


・商品開発の初期段階からデータ蓄積に活用
MerQuriusでの商品発番は、ある程度開発の目途が立った段階で行われますが、商品開発自体は、もっと早い段階からスタートしています。そのため、開発の初期段階から「開発テーマ」ビューを作成し、テーマごとに

  • 調査結果
  • 製品企画の背景
  • 研究の気づき

などを登録しておき、最終的に商品と連携させることで、商品とそれに紐づく情報をナレッジとして一体的に蓄積することができます。

アドバイザー

MerQuriusは「商品情報管理ツール」ではなく、
“ナレッジマネジメントのプラットフォーム”として活用することで真価を発揮すると考えます。

JFE:ご説明ありがとうございました。最後に「商品開発の初期段階からデータ蓄積に活用」のお話がございましたが、MerQuriusのオプションにて試作配合をシステムで一元管理し、比較検討と過去試作管理を実現いたします。詳細については、以下セミナーをご覧ください。

 

◆【常時開催】品質保証部門の課題解決30分Webセミナー(セッション6)
   https://www.merqurius2002.com/seminar/30minuts

 

本コラムアドバイザーの経歴

大手食品メーカーにて研究開発、品質保証責任者を歴任。長年に渡って、同社のMerQuriusの社内運用にご尽力をいただいており、今では同社の情報系の重要な中核システムとして全社でご活用を頂いております。2011年には、第1回食品表示検定・上級にも合格されており、現在は後進の育成にご尽力されています。

前回は以下からご覧いただけます。

2024年掲載「食の安心・安全コラム」全9回
~20年来のMerQuriusユーザーが語る品質保証業務のあるべき姿とは?~
はこちらからご覧いただけます。
https://www.merqurius2002.com/food_safety_security1

 

JFEシステムズでは、品質保証部門の課題解決に関するセミナーを定期開催しております。
多くの食品メーカーで実際にどのようにMerQuriusを活用されているのか、事例等もご紹介しております。ぜひご参加ください。

※「MerQurius」は、JFEシステムズ株式会社の登録商標です。その他の記載されている製品名は各社の登録商標または商標です。

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