配合とは、商品を構成する原料とその比率が記載されているもので、生産のための設計文書であり、また原材料表示の元となります。
表1 原料一覧と配合表、原材料表示例

上記の表のように、原料一覧から配合表を作成し、配合表が完成したら、原材料表示の作成に進みます。原材料表示は、使用した食品原料を多い順に並べ、次に表示添加物を多い順に並べます。 添加物を含む原料は、食品と添加物の割合も必要となります。 キャリーオーバー扱いできる添加物は、表示しなくても良いです。 一位原料の原料名から、産地、もしくは製造地を記載します。(BtoB製品は省略できます)
表を見ていただいてもお分かりのように、複数原料に含まれている同一物質(今回は食塩)を集約する、唐辛子やクミンを香辛料としてまとめる、など色々な調整、計算を行って最終的な表示を作成しています。また、原料規格書、配合表、表示計算表といった形で、全てExcelで管理を行っており、ExcelからExcelへの転記を行っています。この作業はどこのメーカーであっても必ず行っている作業で、その負荷は相当大きいものであると感じています。
今回、原材料名を1つ提示していますが、正解は1つではありません。そのため、作る人によって原材料表示はバラツキが生じます。
この製品では、原材料名 :食塩(国内製造)、ガーリックパウダー、砂糖、ポークエキス、小麦粉、唐辛子、クミン/調味料(アミノ酸)、香料(一部に豚肉を含む)とも表示できます。
